Report 00
デジタルの未来を語る研究所
デジタルサイネージ総合研究所 設立のご挨拶
我が国における「デジタルサイネージ」に関する研究組織として、2017年5月に発足いたしました。
商業施設や公共機関、教育機関等におけるデジタルサイネージの様々な事柄に関して、
運用施設・関係機関の皆様の協力を得ながら、関連情報を取りまとめていきます。
また、2020年東京五輪に向けた国内のデジタルコミュニケーションを中心とした
社会的なコミュニケーションの課題・技術・事例などを研究発表を進めてまいります。

デジタルサイネージ総合研究所
役割とミッション
近年国内に増加しているデジタルサイネージを中心としたデジタルプロモーションについて、多角的に研究・分析を行い、活用実態やその成果、課題を、季刊レポートとして公開いたします。
また、書く研究内容は、セミナーや勉強会を通じてお伝えしながら、デジタルサイネージの用途拡大へ繋げます。
以下「屋外デジタルサイネージ(行政機関編)」をレポートいたします。
不安定な気候が続く屋外で
安定した情報を発信する屋外デジタルサイネージ
霞ヶ関2丁目交差点に設置されている、経済産業省のデジタルサイネージは、屋外対応の専用筐体・強化ガラスで制作施工されている。
昼間でもクリアな映像が確認できるよう、2,000cd/㎡の高輝度ディスプレイが採用されている。
さらに、外気を循環させる給排気設計で、劣悪な環境下でも長時間に耐えうるように意識されていいた。
またコンテンツは、行政活動のためのための情報、政府が推進する新制度などが発信されている。
放映システムには、クラウド型デジタルサイネージシステムが採用されている。将来的に、他のクラウドサーバーと情報連携できるシステムであることが採用の決め手だった。

編集後記
2017年8月、日本の気象状況は劣悪であった。 18日連続の雨を記録した東京、その他の地域では、記録的短時間大雨の速報が連日メディアを賑わせていた。
屋外に設置したデジタルサイネージは、その地域の「今」を伝えることが得意だ。
だからこそ、災害に強く、想定外を議論し尽くしたデジタルサイネージが必要だと考えている。
また当所では、国内デジタルサイネージのコンサルティング・企画・システム設計・保守/運用計画など、 様々なシーンのデジタルサイネージの情報を取材してまいります。
調査のご依頼など、お気軽にご相談ください。